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「カーゴ」は主演キャストのマーティン・フリーマンの演技力が光る怪作

 
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カーゴ」ではこれまでにあまり見られなかった演技を見せて、新境地を開いたマーティン・フリーマン。ほぼ主人公アンディの視点で描かれるこの映画は、フリーマンのリアルな息づかいが感じられる演技があってこそ良作に仕上がっていると言っても過言ではありません。
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個性派俳優の静かな演技が光る怪作「カーゴ」は、ゾンビ映画としてよりも、ヒューマンドラマとして注目したい一作です。そんな俳優マーティン・フリーマンについて詳しく見ていきたいと思います。

 

Netflix「カーゴ」主演:マーティン・フリーマン

「カーゴ」の主演を務めたのは、ハリウッドでも個性派俳優として有名なマーティン・フリーマ(Martin Freeman)です。

イギリス出身のフリーマンは、BBCの人気ドラマ「SHEROCK」のワトスン(シャーロック・ホームズの相棒)役や、ブラックコメディドラマ「FARGO/ファーゴ」のレスター役などで知られています。

また、最近では「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚を描く「ホビット」シリーズで主人公ビルボ・バギンズを演じて、世界的に大きな注目を集めました。2018年には世界的にヒットした「ブラックパンサー」のエヴェレット・K・ロス役で出演しています。

コメディ映画やSF映画、ファンタジー映画などで個性的な役を演じることが多く、顔立ちもどこかキャラクター的で不思議な魅力があるマーティン・フリーマンですが、「カーゴ」では「ごく普通の父親」という役柄を演じていて、逆に新鮮な印象を感じさせます。

 

派手さを排した等身大の「父親」の演技が光るマーティン・フリーマン

「カーゴ」でマーティン・フリーマンが演じる主人公アンディは、特別な力も何もない、ごく普通の中年男性です。どちらかというと頼りない雰囲気で、粗暴な他の生存者にいいように扱われたり、原住民アボリジニの少女と出会っておっかなびっくり接したりと、弱気な態度が目立ちます。

ところが、自分がゾンビ化するタイムリミットが迫り、娘の運命も自分にかかっているとなると、急激な成長を見せていきます。

そんな、「弱い部分も持ちながら我が子を守ろうとする父親」という人間くさい役柄に対して、マーティン・フリーマンは等身大の生々しい演技で臨んでいます。

クセの強い個性的なキャラクターを演じるマーティン・フリーマンを観てきた方にとっては、意外な印象を受けるのではないでしょうか。

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