スタン・リー原作のアメコミ映画ドラマ「デアデビル」を振り返る

Netflixオリジナルドラマとして現在配信されている「デアデビル」は同じ名前のマーベルコミックが原作で、それをテレビシリーズ化したものです。この原作は先日、残念ながらなくなったマーベルコミックの巨匠スタン・リー氏が手掛けたものです。

ニューヨークのヘルズキッチンを守るために戦っているデアデビル。シリアスなドラマで、その世界観に一気にハマってしまいます。

現在シーズン3まで配信中の「デアデビル」。シーズン1ではヘルズ・キッチンのボスとの対決が描かれています。さらにシーズン2ではのちにスピンオフ作品となる「パニッシャー」も登場します。そして10月に配信されたばかりのシーズン3は今までの中で最高の評価を受けてました。

まだシーズン4の製作は決まっていませんが、製作陣はシーズン4の製作に意欲を燃やしています。この先の展開が非常に気になるドラマが「デアデビル」です。

Netflixオリジナル 「デアデビル」の概要・キャスト

タイトル:デアデビル
源題:Daredevil
原作者:スタン・リー、ビル・エヴァレッド
配信開始:(シーズン1)2015年4月10日(アメリカ)/2015年9月1日(日本)
シーズン数:シーズン1〜シーズン3(2018年10月)まで配信
キャスト:チャーリー・コックス、デボラ・アン・ウォール、エルでん・ヘンソン、ロザリオ・ドーソン、ヴィンセント・ドノフリオ 他

「デアデビル」(シーズン1)あらすじ

ニューヨークのヘルズ・キッチンに暮らすマット・マードック。彼は昼間は弁護士をし、夜はヘルズ・キッチンにはびこる悪と戦っていました。

マットは幼い頃に視力を失い目が見えません。しかし彼は視力を失った代わりに、聴覚や嗅覚に優れその感覚を武器に敵と戦っていました。そして幼い頃にボクサーだった父親をなくしたマット。施設にいるマットを訪ねたきたのは同じ盲目のスティックという男性でした。マットは彼から戦いを教わったのです。

しかしある日、スティックは忽然と姿を消してしまいます。残されたマットはその能力を使い、悪と戦うようになったのです。

マットと同じ弁護士のフォギー。2人は大学で知り合います。そして2人で弁護士事務所を立ち上げました。
フォギーはマットの夜の活動のことは知りません。事務所を立ち上げたマットとフォギーは新しい依頼人を探すために、警察官の友人に事件を聞きます。

2人の弁護士として初仕事は殺人事件の犯人として捕まったカレンという女性の弁護士でした。彼女は無実を訴えていますが、状況的には追い込まれています。マットは次第に単なる殺人事件ではないことに気がつきます。カレンは会社の不正に気がついたために、殺人犯にされてしまったのです。

さらに刑務所内で殺されそうになります。マットとフォギーのおかげで無実を証明できたカレン。彼女はお金を支払うことができないので、2人の事務所で秘書として働き始めたのでした。

 

2つの視点の緊迫感!大使館占拠事件を描くNetflix「6日間」

Netflixオリジナルの中ではややマイナーな「6日間」。1980年に発生した駐英イラン大使館占拠事件を映画にしているノンフィクション映画で、サスペンス好きなら一度は観てほしい隠れた良作です。

>>> Netflix「6日間」の概要・あらすじを見る

発生した事件の衝撃もさることながら、その難しい事件を解決した交渉人と特殊部隊。現場にいながら全く違う2つの視点でストーリーが描かれることで、「6日間」はサスペンス映画として重厚な作品に仕上がっています。ノンフィクションということも合わさって、そのはりつめた緊迫感は半端じゃありません。

ニュースでは知ることのできない事件解決の裏側を知ることで、自分がそこにいる臨場感を味わうことができます。

 

交渉人の目から描く「6日間」の“穏便解決”に向けた戦い

実際に起きたテロ事件を描く「6日間」では、2つの視点から物語が進みます。

一つ目は、事件にあたったロンドン警視庁の交渉人、ヴァーノン警部の視点です。犯人と直接会話して、警察・軍隊との話し合いを中継した彼は、犯人・人質双方にこれ以上犠牲が出ないよう、「穏便な解決」のために奮闘していきます。

ひとつの言動が命取りになりかねない緊迫した現場での交渉劇や、そんな努力も緊急事態の前では無意味になってしまうやるせなさなど、「交渉人」という仕事の難しさも感じられる展開が見どころです。

派手さはないけれど、犯人との心理的な緊迫感は視覚よりもむしろ精神的、感覚的な重圧が作品に重みを出しています。

「6日間」の特殊部隊員の目から描く“武力解決”のための作戦

テロ事件を見るもう一つの目は、イギリス陸軍特殊部隊SASの部隊長、ファーミンの視点です。

交渉人のヴァーノンが頑張る間は実行部隊は当然「待機」となるわけで、ファーミンたちはいつ出動命令が下るか分からない緊張感の中、延々待ち続けることになります。その間に大使館内部を再現したジオラマで想定訓練をくり返すなど、特殊部隊の知られざる裏側が描かれるのも見どころです。

そして、終盤にはしっかりと彼らの活躍も描かれます。アクション映画では延々とアクションが続くことが多いですが、「6日間」で描かれる突入作戦は実際の流れに沿っているということもあって、戦闘は淡々としていて時間もほんの数分です。

ですが、その戦いはまるで本物の事件映像を観ているようで、凄まじい緊張感が漂います。数分間の戦闘の間息をするのもためらわれるほどで必見です。

「6日間」の原作となった駐英イラン大使館占拠事件

1980年4月30日にイギリス・ロンドンの駐英イラン大使館が、6人の反ホメイニ派のイランテロリストにより占拠された事件。この1年前に「イラン革命」が起こっていて、政権をとったホメイニ率いる革命政権下のイラン国内で逮捕及び収監されたアラブ系活動家の同志91名の解放を要求したもの。

この事件により4名の犠牲者が出たが、イギリス陸軍の特殊部隊SASが突入し犯人グループ6名のうち5名が射殺された。人質の中にはBBC職員2人が含まれていて後にBBCがこの事件のドキュメンタリーを放送している。

2人の主演キャストの危機迫る演技が見ごたえのノンフィクション映画「6日間」

リアリティあふれるクライムサスペンス「6日間」の中に張り詰めた生々しい緊張感は、マーク・ストロングとジェイミー・ベルという2人の主演俳優の演技によるものが大きいと言えます。この2人の静かに抑えた演技によって、まるで本物の人質事件さながらのシリアスな雰囲気が劇中には終始漂っています。

Netflix「6日間」のキャストとあらすじ

>>> 「6日間」の概要はこちら

1980年4月30日。イギリス・ロンドンにある駐英イラン大使館に6人のテロリストが侵入し、職員2名を殺害するという事件が発生する。大使館は占拠され、犯人たちはイランで逮捕されたアラブ系活動家91人の解放を要求する。

事件発生から数日後。大使館への食料品などの供給の際に、ロンドン警視庁の交渉人マックス・ヴァーノン警部(マーク・ストロングが犯人たちに接触する。ヴァーノンは犯人たちの要求が非現実的なことなどを説き、事件を穏便に解決するために奔走していく。

一方その裏で、ラスティ・ファーミン(ジェイミー・ベル率いるSAS(イギリス陸軍特殊部隊)は、大使館制圧のための作戦を練って想定訓練を重ねながら、いつ突入命令が出されてもいいように待機しているのだった。

ヴァーノンの奮闘によって事件は解決に向けて順調に進んでいくかに思えたが、そんな中で思わぬ事態が発生し、現場は一刻を争う緊張感に包まれていく。

実直な交渉人を演じた実力派マーク・ストロング

「6日間」の主人公とも言える交渉人ヴァーノンを演じたのは、ハリウッドでも活躍してイギリスを代表する俳優マーク・ストロングです。

マーク・ストロング/Mark Strong

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温厚な役から悪役まで多彩にこなして演技派の名脇役として注目され、最近では「キングスマン」シリーズにも出演して人気を集めた彼ですが、今回は「誠実に事件に向き合い続ける、人間味のあふれる交渉人」という役柄を演じています。

なんとか死傷者がこれ以上出ないかたちで事件を解決しようと奮闘する姿は、ひとつの行動が現場の状況を大きく左右する交渉人という立場と合わさって、思わず手に汗握る緊張感を生んでいます。

子役時代から成長を遂げたジェイミー・ベル

映画のもう一人の主人公ともいえるSAS隊員ラスティを演じた、ジェイミー・ベルにも注目です。

ジェイミー・ベル/Jamie Bell

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元々は2000年公開の名作イギリス映画「リトル・ダンサー」で、バレエダンサーを目指す少年ビリー役で一躍有名になった彼。その後も「キング・コング」や「ジャンパー」、「ファンタスティック・フォー」などの話題作に出演し、着実にキャリアを積んできました。

そんなジェイミー・ベルですが、今回は”イギリス陸軍特殊部隊の隊長”という、これまでの繊細な少年・青年のイメージとは大きく離れた役柄を演じています。ですが、たくましく緊張感にあふれた、鋭い視線の兵士役が板についていて、俳優としての成長を感じさせてくれます。

まるで本物の事件現場のような緊迫感を見せるクライマックスの戦いのシーンは、必見です。

 

 

実話の大使館占拠事件と元イギリス特殊部隊の映画「6日間」の緊迫!

ハリウッド映画ファンなら多くの方がイランのアメリカ大使館人質事件を映画化した「アルゴ」という作品はご存じだと思います。第85回アカデミー賞で作品賞を授賞した映画です。実はこのアルゴで描かれていた事件より前に、同じような事件がイギリス大使館でも起こっていて、それが今回紹介する「6日間」という映画です。

この「6日間」は1980年に発生した駐英イラン大使館占拠事件のテロリストとイギリスのSAS(イギリス陸軍特殊部隊)の攻防を描いた映画で実話に基づいて(元SASのインタビューは下↓↓)いるため、当時の歴史的背景や現在の欧米とイランの関係を知れる作品となっています。なぜアメリカやイギリスの欧米諸国とイランが今だに敵対しているのか?考えるきっかけになるかもしれません。

Netflix映画「6日間」概要・キャスト

 
題名:6日間/6 Days(2017年 イギリス、ニュージーランド)
監督:トー・フレイザー
原作:ラスティ・ファーミン「Go!Go!Go!」
キャスト:マーク・ストロング、ジェイミー・ベル、アビー・コーニッシュ、エマン・エリオット

Netflix映画「6日間」あらすじ

1980年4月30日。イギリス・ロンドンにある駐英イラン大使館に6人のテロリストが侵入し、職員2名を殺害するという事件が発生する。大使館は占拠され、犯人たちはイランで逮捕されたアラブ系活動家91人の解放を要求する。

事件発生から数日後。大使館への食料品などの供給の際に、ロンドン警視庁の交渉人マックス・ヴァーノン警部(マーク・ストロング)が犯人たちに接触する。ヴァーノンは犯人たちの要求が非現実的なことなどを説き、事件を穏便に解決するために奔走していく。

一方その裏で、ラスティ・ファーミン(ジェイミー・ベル)率いるSAS(イギリス陸軍特殊部隊)は、大使館制圧のための作戦を練って想定訓練を重ねながら、いつ突入命令が出されてもいいように待機しているのだった。

ヴァーノンの奮闘によって事件は解決に向けて順調に進んでいくかに思えたが、そんな中で思わぬ事態が発生し、現場は一刻を争う緊張感に包まれていく。

実在の事件「6日間」を描いたノンフィクションサスペンス

「6日間」で描かれるテロ事件は、実際に「駐英イラン大使館占拠事件」として1980年に発生しています。劇中では事件の経過や死傷者数などが正確に描写されていて、登場人物も全て実際に事件に関わった本人の名前になっています。

(人質救出の突入のインタビュー)
 
ちなみに、映画でも主人公の一人として登場するラスティ・ファーミンが事件について綴った著書「GO!GO!GO!」がこの映画の原作になっていて、実際に突入したファーミン氏本人もアドバイザーとして映画製作に参加しています。

事件の当事者も含めてその経過が忠実に再現されたからこそ、「6日間」には手に汗握るリアルな緊張感が生まれているのではないでしょうか。

イラン情勢が悪化していた背景とアカデミー賞作品との関連

駐英イラン大使館占拠事件が発生した当時は、1979年2月におこった「イラン革命」を発端としてイランの情勢が悪化していた時期でもありました。
イラン革命:もともとイラン革命の前の政権がアメリカの傀儡政権といわれ、それに反発する反政府勢力が起こした革命運動。

この事件と1週間違いで、イランではアメリカ大使館が襲撃されて職員たちを人質に占拠される「イランアメリカ大使館人質事件」が発生しています。こちらは米軍が総力を挙げた救出作戦「イーグルクロー作戦」を実行していますが、イラン現地という地域的な難しさもあって失敗に終わっています。

ちなみに、このイランアメリカ大使館人質事件の前には、大使館を逃れていた6名の職員を秘密裏にアメリカに帰国させる特殊作戦「カナダの策謀」も実行されました。架空の映画製作を企画して、そのスタッフとして職員たちを帰還させるという奇抜な作戦は、アカデミー賞も受賞したベン・アフレック監督のサスペンス映画「アルゴ」のもとになったことで有名です。

イラン情勢に関連する同時期の事件ということで、並んで語られることも多い2つの人質事件ですが、イギリス側の事件を描いた「6日間」は、名作「アルゴ」と兄弟とも言える作品かもしれません。

ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズンキャストと卒業、代替わり

2.5次元舞台という新たなジャンルを確立したテニミュこと「ミュージカルテニスの王子様』」をご存知ですか?週刊少年ジャンプで連載されていたテニス漫画「テニスの王子様」を、イケメン俳優たちが演じる作品です。

テニミュは2003年から2018年まで上演が続いており、2018年現在も定期的に新作公演が上演されています。テニミュは数年かけて、原作のストーリーを完結させる形をとっており、2018年現在は3周目。2周目以降は「2ndシーズン(2011-2014)」「3rdシーズン(2015-」と呼ばれ、10年以上に渡りシリーズ全体が愛されているのです。

 

ミュージカル「テニスの王子様」のキャスト卒業制度

テニミュは2018年で15周年を迎えます。近年のキャストのなかには、親がテニミュが好きで憧れていた、小さい頃からテニミュを知っていたという世代も増えてきているのです。こんな現象が起こるのも、長く続いているテニミュならでは。このロングランコンテンツを支えているのが、テニミュのキャスト卒業制度です。

主人公・越前リョーマが所属する青春学園のキャストは、代替わりがあります。だいたい1年半近く役を務め、この期間のキャストの時間はほとんどがテニミュに費やされることになるのです。歴代の青学キャストたちは「青学◯代目」と呼ばれ、2018年には青学10代目が誕生しました。

現在のキャスト>>> 3rdシーズン青学

卒業と聞くと、全キャストが一斉に入れ替わるイメージかもしれませんね。テニミュの場合は、「人間バトン」と呼ばれるキャストが存在するのが通例。これまでテニミュを経験してきたキャストが1人残り、新キャストたちにテニミュの魂を伝え、先輩として彼らを引っ張っていく役目を担います。

テニミュはオーディションでまったくの新人を起用することが少なくありません。舞台出演どころか、演じることも初心者。そんな新人から舞台経験豊富な新キャストまで様々。彼らを「青春学園」というひとつのチームにまとめるために、人間バトンとなったキャストが奮闘し、新たな魅力を持った青学を作り上げるのです。

テニミュのキャストの成長を見守るコンテンツ

他の2.5次元舞台に比べて初々しいキャストが起用されることも多いテニミュ。お披露目公演では、まだまだ力量不足に感じることもあります。しかし、それすらもテニミュのひとつの魅力となっているのです。

青学キャストは1年以上、テニミュに出演します。すると、最初の公演では頼りなく感じたり、ここはイマイチだなと思ったりした部分が、メキメキと上達していくのです。お披露目公演の時点で高い実力を持っている代であっても、やはり1年後にはさらに見違えています。

たくさんの経験を重ねて成長していく姿は、試合中にどんどん進化していく「テニスの王子様」の登場キャラクターたちそのもの。キャラクターたちは試合のなかで高みを目指し切磋琢磨しあってテニスの腕を磨きます。

一方で、キャストたちはステージの上でキャスト同士切磋琢磨し合うのです。本来は、お金を払っているものなのでこれ以上ないほどの完璧な姿が望ましいのかもしれません。しかし、中学生たちが成長していく姿を描くという原作をある意味リアルに再現するキャストたちの成長は、「成長を見守るコンテンツ」としての楽しみ方を可能にしてくれたのです。

長期に渡って同じ役を演じる姿を観られるテニミュだからこそ、彼らの成長がよく伝わってきます。全力で青春する彼らの姿に、観客もまた青春を追体験できるのです。

ミュージカル『テニスの王子様』の歴代キャストと人気俳優

テニミュこと「ミュージカルテニスの王子様』」は、2.5次元ミュージカルの草分け的作品として知られている舞台です。週刊少年ジャンプで連載されていた、天才的な中学生テニスプレイヤー・越前リョーマが仲間とともに全国優勝を目指す許斐剛による漫画が原作です。

ミュージカル「テニスの王子様」に歴史あり

テニミュの初演は2003年、2018年で15周年を迎えます。テニミュは長期の休演期間を設けず、つねに動き続けている超ロングラン作品。年に数本の本公演、そして年に一度のライブ公演「DREAM LIVE」(通称ドリライ)やイベント公演が上演され続け、絶えずファンを楽しませてくれるコンテンツといえます。

  1. テニスの王子様1stシーズン:2003年4月~2010年5月「コンサート Dream Live 7th」
  2. テニスの王子様2ndシーズン:2011年~2014年11月「Dream Live 2014」
  3. テニスの王子様3rdシーズン:2015年2月~2018年現在

原作は完結していて、ミュージカルでも数年をかけて完結までを描くのですが、最後までいったらまた最初に戻ることでずっと続いているのです。2018年現在、テニミュは3rdシーズンと呼ばれる3周目の最中。こんな形式で上演している2.5次元作品は他に見当たらず、テニミュがいかに突出した存在なのかがうかがえますね。

「テニスの王子様」のキャストはイケメン若手俳優の登竜門

近年のように2.5次元作品が多数上演されるような状況においては、いわゆるイケメン若手俳優たちの活躍の場はたくさんあります。しかし、テニミュが上演され始めた頃は他に似たような作品はまだまだ少なく、テニミュに出演することが駆け出しの若手俳優には大きな武器となりました。

また、テニミュはそれまでの経歴に関わらず、いかにキャラクターの見た目や性格と通じるところがあるのかでキャストを選ぶため、まったくの新人でも役を掴むことができます。そんなこともあって、いつしかテニミュは「若手俳優の登竜門」と呼ばれるようになりました。

最近はテニミュ以外の2.5次元舞台や大きなコンテンツが増えてきたこともあってこの言葉はあまり聞かなくなりましたが……。それでもやはり、テニミュ出演というのはひとつの大きなステータスになるのです。

あの人気俳優も!?歴代キャストをたどってみると….

初演から300人以上の俳優が、このテニミュを経験しています。テレビでよく見る俳優でいうと、斎藤工城田優瀬戸康史加藤和樹久保田悠来などは1stシーズンに出演しています。1stシーズンには人気声優の宮野真守KENN豊永利行も出演していました。近年東宝系のミュージカルなどに出演して、ミュージカル俳優として活躍している相葉裕樹古川雄輝らも1stシーズンの出演経験者です。

ミュージカル「テニスの王子様」>>> 1stシーズン キャスト一覧

 

2ndシーズンには志尊淳小林豊、さらに人気声優の小野賢章も出演していました。「ミュージカル『刀剣乱舞』」で人気の黒羽麻璃央大平峻也佐藤流司もテニミュをきっかけに知名度を上げています。

ミュージカル「テニスの王子様」>>> 2ndシーズン キャスト一覧

 

2015年からは3rdシーズンが上演中です。卒業したキャストたちは、すでに新たな作品で躍進を遂げています。なかには俳優業を引退してしまう人も少なくありませんが、テニミュを糧にステップアップしていく若手俳優たちもたくさんいるのです。気になっている俳優の経歴にテニミュの文字があったら、ぜひその作品をご覧ください!全身全霊で青春している姿を堪能できるはずです!

 

AI独特の空気感を見せる「TAU/タウ」のビジュアル面に注目!

映像的にもクオリティの高い作品が多いNetflixオリジナル映画ですが、「TAU/タウ」で描かれるハイテクな建物やリアルなロボットたちは、SF映画ファンにとってはたまらない世界観を形作っています。ひとつひとつの細かい場面まで作り込まれた映像は、洗練された近未来的な雰囲気が漂います。SFに人口知能を加えることで独特の完成された空気感がある映画となっています。

Netflixオリジナル「TAU/タウ」概要・キャスト

 

題名:TAU/タウ(2018年 アメリカ)
監督: フェデリコ・ダレッサンドロ
キャスト:マイカ・モンロー、エド・スクライン、ゲイリー・オールドマン

Netflixオリジナル「TAU/タウ」あらすじ

ある夜、謎の男に誘拐され、監禁されてしまった女性ジュリア(マイカ・モンロー)。彼女は自分をさらった科学者アレックス(エド・スクライン)によって「サブジェクト3」と名づけられる。アレックスは、人間の記憶を読み取ることで完璧な人工知能を作ろうとしていた。

アレックスの屋敷を管理する人工知能TAUの監視を受け、実験が終わると同時に自分が処分されることを知りながら監禁生活を送るジュリア。ところが、彼女はTAUとの会話の中で、徐々に彼がアレックスを裏切って味方につくよう誘導しようとする。

TAUは自分が今まで知らなかった概念をジュリアに教えられることで、ジュリアの言葉に耳を傾け、自分が屋敷の中という限定された空間でアレックスの強制的な命令に従い続けることに疑問を持っていくのだった。

「TAU/タウ」の舞台は洗練された近未来的なビジュアル

ほぼ全編にわたって「TAU/タウ」の舞台になるのは、主人公ジュリアを誘拐したアレックスの屋敷です。その屋敷は至るところが自動化・機械化され、人工知能「TAU」による管理も合わさって、ハイテクな要塞のような作りになっています。そんな屋敷の描写や、冒頭でわずかに描かれる街並みからは、ストーリーの舞台が現代よりも少し先の時代だということが伺えます。

アレックスの屋敷は近未来らしく、統一的で清潔な雰囲気があって、まるで研究所か何かのようになっています。それでいて決して無機質すぎるわけではなく、いかにも理想的な「近未来のハイテク住居」という印象です。

洗練された近未来的な建物×古典的な監禁サスペンスストーリー」という組み合わせは、それぞれ1つだけだとそれほど珍しくないものが、2つ合わさることで新鮮な世界観を作っています。

「TAU/タウ」出演のリアルなロボットたちの映像表現にも注目

舞台となる屋敷の近未来的な雰囲気に欠かせないのが、TAUの手足となって動く大型ロボットや、細かい作業を得意とする小型ドローンの描写です。

最初は単なるオブジェだと思っていた物体が展開されてロボットになったり、テニスボールサイズの小型ドローンが驚くほど万能な働きを見せる様子には、驚かされてしまいます。

大型ロボットも小型ドローンもリアルなCGで描かれて、ビジュアルや動きのインパクトは抜群です。どちらもストーリー後半で重要な働きをすることになるので、そういった面でも要注目の存在になっています。

 

役所広司主演の邦画最高エンターテイメント「Shall We ダンス?」

この「Shall We ダンス?」は1996年に公開され社交ダンスブームを巻き起こしたヒット作品で、日本アカデミー賞の最優秀作品賞第14回ゴールデングロス賞優秀銀賞など多くの賞に受賞された評価の高い作品です。
海外でも19カ国で公開し話題となり2004年には、リチャードギア主演で「Shall we Dance?」が、リメイクされ映画公開されました。

主題歌は、大貫妙子の「シャル・ウィ・ダンス?」。この曲は、ミュージカル「王様と私」のカバー曲であり映画の中でもこの曲で踊るシーンがありますが、二人でリズムに合わせて踊る楽しいダンスである。

第31回東京国際映画祭のJAPAN NOW 部門にて俳優として40年の功績を持つ役所広司の作品が、劇場公開され今作も公開されました。ちなみに今作以外の出演映画は、「狐狼の血」、「キツツキと雨」、「CUREキュア」「うなぎ」となっています。

今作は、竹中直人と渡辺えり子のやりとりや個性的な出演者の演技が調和して最高の邦画エンターテイメントの仕上がりになっています。また当時まだマイナーな社交ダンスのイメージを馴染みやすく楽しくさせた作品でもあります。

映画「Shall weダンス?」概要・キャスト

 

日本語原題:Shall weダンス?(1996年)
監督/脚本:周防 正行
主題歌:「シャル・ウィ・ダンス?」大貫妙子
製作総指揮:徳間 康快
キャスト:役所広司/草刈民代/原日出子/竹中直人/田口浩正/徳井優/渡辺えり子/草村礼子/柄本明

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映画「Shall weダンス?」あらすじ

ボタン会社に勤める杉山正平は、愛する妻子もいて庭付き一戸建てをローン付きながら購入したのだけれど何か物足りない日々を過ごしていた。そんな時、電車からダンス教室の外を眺めている美女に心惹かれる。
そして、杉山は、会社帰りの電車からその美女を眺めるのが、楽しみになっていた。

ある日、ついに杉山は、美女のいるダンス教室を訪ねてみる。その美女は、岸川舞という名前でダンス教室の先生だった。
舞に個人レッスンを受けようと思ったが、価格も高額なことから別の講師たま子先生の集団レッスンを受ける事になる。舞からは、やましい気持ちで社交ダンス教室に来ているのなら迷惑だと言われてしまったが、たま子先生のレッスンを受けるうちに次第に社交ダンスに夢中になる杉山だった。

会社の同僚の青木富夫も社交ダンスをしている事が、分かり二人は、社交ダンス仲間として仲良くなる。そして、毎日が、楽しそうな杉山の様子を怪しんだ妻は、探偵会社を利用して杉山の行動を見張る。探偵は、浮気をしている様子もなく社交ダンスをしている杉山の様子を直接みせるために東関東アマチュアスポーツダンス大会に杉山の妻子を呼ぶ。

高橋豊子とペアを組んで出場した杉山は、娘の応援に動揺してしまい豊子に恥をかかせてしまう。もう社交ダンスは踊らないと決めた杉山のもとに、青木と豊子が訪ねてくる。

 

期待の若手と実力派ゲイリー・オールドマンが描く密室劇「TAU/タウ」

TAU/タウ」のキャストはTAUを含めてほとんど3人だけですが、たったそれだけのキャラクターで、スリリングでハイテンポなストーリーが展開されています。ハリウッドの期待が集まる若手俳優と、実力派のベテラン名優によって描かれるサスペンスを、是非一度体感してみてください。

Netflixオリジナル「TAU/タウ」概要・キャスト

 

題名:Tau/タウ(2018年 アメリカ)
監督: フェデリコ・ダレッサンドロ
キャスト:マイカ・モンロー、エド・スクライン、ゲイリー・オールドマン

>>> Tau/タウ」のあらすじを見る

期待の若手俳優コンビが描く心理戦

「TAU/タウ」の主演を務めたのは、今ハリウッドで期待を集めている若手女優、マイカ・モンローです。
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「ザ・ゲスト」や「イット・フォローズ」、「インデペンデンス・デイ: リサージェンス」などの話題作に立て続けに出演している彼女は、力強い雰囲気と存在感で、ハリウッドスターとしての貫禄を見せ始めています。

「TAU/タウ」では一人で動くシーンが多いながら、生々しい緊張感を漂わせて観る側をハラハラさせてくれます。

それに対して、敵として登場するアレックス役のエド・スクラインにも注目です。
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「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズや「デッドプール」、「トランスポーター イグニション」などに出演して主にアクション俳優として知られる彼ですが、今回はナイーヴでサイコな科学者という、新しい役柄に挑戦しています。

一見内気で頼りない青年なようで、ふと油断したときにのぞかせる狂気や残虐性にヒヤっと背筋が凍るようなキャラクターは、サスペンススリラーの敵役として十分なインパクトです。

ベテラン名優の「声」で演出する人工知能の変化

主演の2人だけでなく、ストーリーでも最重要のキャラクター「TAU」の声を演じた名優ゲイリー・オールドマンにも注目です。
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主に悪役を中心に個性派としてハリウッドで知られてきた彼ですが、今回はなんと、「声だけで人工知能を演じる」という難しい役柄になっています。

無機質で人間味がないようで、徐々に自我のようなものが目覚めていく……という変化を声で表現していく様は、さすがベテランだと感じさせられます。

このゲリー・オールドマンの日本語吹き替えをおこなっているのが安原 義人です。声優業では洋画の吹き替えでゲイリー・オールドマンをはじめ、ミッキー・ローク、メル・ギブソン、ビル・マーレー、リチャード・ギア、ロビン・ウィリアムズなどの声を担当しています。

 

”人工知能”という要素が生み出す不安定なスリル「TAU/タウ」

Netflixオリジナル映画の「TAU/タウ」は、よく言えば王道、悪く言えばありきたりなサスペンスストーリーに、「人工知能」という要素を付け足したことで全く新しい感覚の映画に仕上げています。サスペンス映画ファンはもちろん、SF映画が好きな方にもおすすめの意欲作です。今までありそうでなかったスリルを体感したい方におすすめの映画です。

Netflixオリジナル「TAU/タウ」概要・キャスト

 

題名:TAU/タウ(2018年 アメリカ)
監督: フェデリコ・ダレッサンドロ
キャスト:マイカ・モンロー、エド・スクライン、ゲイリー・オールドマン

Netflixオリジナル「TAU/タウ」あらすじ

ある夜、謎の男に誘拐され、監禁されてしまった女性ジュリア(マイカ・モンロー)。彼女は自分をさらった科学者アレックス(エド・スクライン)によって「サブジェクト3」と名づけられる。アレックスは、人間の記憶を読み取ることで完璧な人工知能を作ろうとしていた。

アレックスの屋敷を管理する人工知能TAUの監視を受け、実験が終わると同時に自分が処分されることを知りながら監禁生活を送るジュリア。ところが、彼女はTAUとの会話の中で、徐々に彼がアレックスを裏切って味方につくよう誘導しようとする。

TAUは自分が今まで知らなかった知識をジュリアに教えられることで、ジュリアの言葉に耳を傾け、自分が屋敷の中という限定された空間でアレックスの強制的な命令に従い続けることに疑問を持っていく。

徐々にAIの域を超えた思考力や意思が芽生えていくTAUだったが、彼の自由な思考を許さないアレックスはTAUのコードを強制的に部分破壊していく・・・。

王道の監禁サスペンスに「人工知能」という第三者が参加

「TAU/タウ」の基本的なストーリーは、「サイコな男に誘拐・監禁された主人公が、脱出しようと奮闘する」という王道の監禁サスペンススリラーです。ですが、その中に「主人公の監視役として人工知能がいる」という、他の作品とは一味違う要素が混ざっています。

この映画のポイントはここで、「監禁の被害者と加害者」という構図に第三者が入ることで、ストーリー展開に今まで見たことがないようなバリエーションや変化が生まれています。よりスリリングになった物語展開はもちろん、映画を通して描かれる「人工知能」という最先端の存在についても考えさせられます。

TAUの不安定な完成度によって生み出される不確定要素のスリル

「TAU/タウ」のタイトルにもなっている人工知能TAUは、まるで人間のように柔軟でスムーズな受け答えが可能な一方で、まだまだ思考パターンに未完成な部分があるように描かれています。

開発者のアレックスに忠実なようで、思考にかなりの自由度を与えられているせいで、ジュリアから「屋敷の外」という未知の世界の情報を教えられると、アレックスの命令を一部無視して貪欲に新しい知識を得ようとしていきます。

こうして一見味方になったようで、それでも完全には信用できない。そんなTAUの不安定で危うい存在感が、ストーリー展開に様々な不確定要素を生んでいます。

ジュリアは逃げられるのか、それともアレックスが思惑通りに事を進めるのか、TAUは無機質なAIなのか、それとも自我を持った存在なのか……唯一無二のスリリングな物語には、TAUの存在が不可欠です。