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「カメラを止めるな!」で一躍有名人、監督・上田慎一郎に迫る

 
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独創的な内容で爆笑と驚きを生んだ「カメラを止めるな!」ですが、この作品が生まれるには、監督・上田慎一郎のセンスと情熱が欠かせないものだったと言えるでしょう。

そして、「これほど面白い作品を見せてくれた監督がこれからどんな作品を生み出していくのか」というのも、大注目のポイントですよね。

映画「カメラを止めるな!」基本情報

監督・脚本:上田慎一郎
制作:2017年/ENBUゼミナール
原案:劇団PEACE「GHOST IN THE BOX!」
主題歌:山本真由美「Keep Rolling」
キャスト:濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ 、 長屋和彰、細井学、市原洋 他

 

「カメラを止めるな」あらすじ

廃工場でゾンビ映画の撮影を行っているクルーたち。ところがその休憩中に、本物のゾンビが現れてクルーが次々に襲われていく。主演女優(秋山ゆずき)は他のキャストとともに逃げ延びようとサバイバルをくり広げるが、監督(濱津隆之)は危機的な状況をも利用して迫真の映像を撮ろうと暴走し、他のスタッフを危険に巻き込んでいくのだった。

時は遡って数か月前。「早い、安い、質はそこそこ」をモットーとする映像監督の日暮隆之(濱津隆之)は、新しく開設されるゾンビ映画専門テレビ局「ゾンビ・チャンネル」の第一弾作品として、「30分ノーカット生中継」という、異色のゾンビドラマの監督オファーを受ける。

困難な依頼ながら引き受けることを決意する日暮だったが、キャストやクルーはくせ者揃いで、事態は予想外の方向に進んでいき……

「カメラを止めるな!」で一気に注目、映画監督 上田慎一郎とは?

「カメラを止めるな!」が自主映画としては異例のヒットを記録したことで、監督を務めた上田慎一郎の名前も、一気に知られるようになりました。では、彼は一体どんな人物なのでしょうか?

中学時代から自主映画を作り始めたという上田慎一郎は、高校時代から20歳頃にかけて撮影や脚本執筆の経験を積みます。その後はヒッチハイク生活や小説出版などを経験し、大きな借金を抱えることにもなったそうです。

25歳頃からは再び本格的に映画監督の道に入り、自分の映画製作団体「PANPOKOPINA」も設立。数多くの短編映画を手がけて、受賞を重ねてきました。

そして2017年、自身初の長編映画として製作した「カメラを止めるな!」がインディーズ映画では異例となる大ヒットを記録。製作費300万円に対して、興行収入は日本だけで30億円を突破しました。

底抜けにポジティブで明るい性格だという上田慎一郎。映画ではスタッフ皆が同列で意見を出し合うスタイルをとっていて、「とにかく楽しんで映画を作る」をモットーにしています。

「カメ止め」ヒット後の上田慎一郎は?

「カメラを止めるな!」の大ヒットで一躍時の人になった上田慎一郎ですが、その後も順調に監督としての活動を進めています。

2018年10月からは、次の監督作である中編映画「たまえのスーパーはらわた」が公開。パンチの効いたタイトルが印象的ですが、その内容は映画監督志望の女子高生が巻き起こすドタバタ騒動を描いたものになっていて、「女性版『カメラを止めるな!』」とも言われています。

他にも、共同監督で「正装戦士スーツレンジャー」の製作も務めていて、インディーズ映画の監督としてこれからも活動を続けていくようです。

上田慎一郎監督の、今後の活躍にますます期待が高まります。

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