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ヒット映画、アカデミー賞を予測できる?脚本へ光をあてる“ブラックリスト”と作品

 
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エクスティンクション 地球奪還」を生んだ“ブラックリスト”は、個性的な良作・傑作を生み出す重要なサービスです。

そのユーザーになるハードルはとても高いものですが、一般向けのサービスとして、毎年その年の人気脚本がランキング形式で公開されていたりもします。コアな映画ファンの方は、原題だけでもチェックしておくと、数年後に「このタイトル見たことある!」という発見があるかもしれません。

 

>>> THE BLACK LIST <<<
著名な脚本プロジェクトから発掘されただけあって、SFファンも唸る怪作に仕上がっている「エクスティンクション 地球奪還」は要チェックです。

>>> 「エクスティンクション 地球奪還」あらすじ・詳細を見てみる

 

ヒット映画予想!2018-2019のブラックリスト ベスト5

ブラックリストにあがった脚本のうち、今年2018年に注目されている作品が5つあります。多くの場合、海外(アメリカ)でのヒットを受けて日本に配給されることになりますが、今はNetflix等の動画配信サービスで配給されることも多くなりました。これは要チェックですよ!(原題表記のため日本語でのタイトルと違う場合があります。公開予定はアメリカ。)

 

  1. On the Basis of Sex
    性差別とアメリカの最高裁での戦いの伝記的作品。2018年12月25日公開予定。
  2. White Boy Rick
    一人の男の伝記映画。今年(2018年)のトロント国際映画祭でプレミア上映された。2018年9月14日公開予定。
  3. Newsflash
    アメリカ大統領のジョン・F・ケネディが暗殺された事件の速報は世の中に大きな衝撃を与えた。その報道の在り方がどのような影響を与えたのか?2018年11月22日公開予定。
  4. Life Itself
    さまざまな世代の複数のカップルの物語を1つのストーリーとして演出したロマンチックコメディ。2018年9月21日Amazon Video公開予定。
  5. Bird Box
    アメリカの今後を描いた黙示録的なホラー映画。2018年12月21日Netflix公開予定。

 

「エクスティンクション 地球奪還」が発掘された脚本プロジェクト”ブラックリスト”

Netflixオリジナル作品として映画化された「エクスティンクション 地球奪還」は、元々はアメリカの脚本評価サイト「ブラックリスト」に発表されたものでした。

年間いくつもの映画が作られる現場では、よほど有名で宣伝費を掛けないかぎり世の中にしられて映画化される事は難しいでしょう。しかも魅力的な脚本に出会えるのもチャンスとタイミングが合わなければ埋もれてしまします。

 

そんな機会の喪失を少しでもなくすことができるのが映画の「ブラックリスト」というシステムです。いうなれば脚本家と映画関係者のマッチングサイトといったところです。

2005年に稼働が始まったこのWebサイトは、月額ユーザーとして登録した脚本家が自由に脚本を公開し、ユーザーがそれを閲覧して評価することができるサービスを実施しています。脚本を閲覧・評価できるユーザー登録には審査があり、映画製作会社の関係者、俳優、批評家など、映画業界に関わっていて、映画について深い知識があることを必要条件とされています。

 

「エクスティンクション 地球奪還」は後半のどんでん返しやそれに至るまでの伏線が印象的な映画ですが、こういった一癖ある良作が発掘されたのは、評価ユーザーが良質な脚本を見抜く目をしっかりと持っていることも影響しているのでしょう。

脚本に興味をもった映画関係者がその脚本家と直接連絡をとることもできるようになっていて、ここから多数の映画化プロジェクトが生まれています。

 

脚本のへ光を当てる「ブラックリスト」とヒット作

この「ブラックリスト」から生まれた作品はこれまで300本以上と言われていますが、その中にはアカデミー賞やゴールデングローブ賞の受賞作も多数あります。また、ブラックリスト出身作品の累計興行収入は2600億ドルとも言われていて、ヒット作を生み出すスタート地点としても認知されています。

「ブラックリスト」の脚本から生まれた作品は、ここ数年のものを見ても「アメリカン・スナイパー」「パッセンジャー」「ロスト・バケーション」「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」など、大作から異色作まで話題になった作品が揃っていて、評価ユーザーのセンスが高いことが感じられますね。

 

一般公開されている脚本の評価ランキングを見てみると、まだ邦題も未定ながら製作が進行している作品も多くあって、ここから将来の日本でも話題になるヒット作が生まれると思うと、ワクワクできるのではないでしょうか。

 

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