アメリカの人種差別を学べる映画「ニーナ・シモン魂の歌」と他作品

映画で見るニーナ・シモンは人種差別により人生を狂わされてしまいました。「ニーナ・シモン魂の歌」のドキュメンタリーには1960年代起きた人種差別のことが映し出されていましたが、2108年の現在でも当時とそんなに変わらない人種差別が続いています。

私たち日本人はアメリカで起こっている人種差別問題はたまににニュースで見るくらいしかありません。しかし実社会では言動に対する差別への目は厳しく、知らないうちに差別発言をしていたということもあります。もっと身近な問題として考える機会が必要です。今回はそんな人種差別について描いている映画をいくつかピックアップしました。(全てNetflixで視聴可能な作品です。)

ニーナのように音楽で人種差別を歌ったN.W.A.

映画名:ストレイト・アウタ・コンプトン/Straight Outta Compton

制作にN.W.Aメンバーのアイス・キューブが参加している

コンプトンで育った地元の黒人少年達は、黒人というだけで不当逮捕されたりする様子を幼い頃から見続けていました。ヒップホップグループとして活動を始めた彼らはある日、不当逮捕を繰り返す警察官に向かって1つの歌を作りました。その曲はたちまちアメリカ中でヒットしますが、ニーナ・シモンと同じように放送禁止曲になってしまいます。しかもコンサートでも歌うことを禁止されてしまったのです。

N.W.A.というヒップホップグループの伝記ドラマですが、彼らの根底にはコンプトンで受けた黒人差別があります。音楽を通してそれを表現したことはニーナ・シモンと同じです。

実際の事件を映画化した実話がアメリカの人種差別の根深さを語る

作品名:フルートベール駅で/Fruitvale Station

主演:マイケル・B・ジョーダン

この映画の最初のシーンは携帯で撮影された動画で始まります。実際に2009年カリフォルニアで起こった「オスカー・グラント三世射殺事件」がもとになっている実話です。その動画は実際の事件現場の状況を、その場に居合わせた人が撮影したものです。

普通の黒人青年がお正月の早朝フルートベール駅で警察官によって撃たれて亡くなりました。映画自体は差別のことを強く訴えてはいません。映画では亡くなった青年は普通の白人青年と変わらない青年だったことが描かれています。それだけに余計に、なぜかれが撃たれなくてはいけなかったのかと強い疑問が生まれます。そして実際の動画が使われていることで、よりアメリカの差別の恐怖を感じます。

アメリカの黒人奴隷がどのように生きたかがわかる伝記

作品名:それでも夜は明ける/12 Years a Slave

第86回アカデミー賞作品賞を受賞

黒人奴隷のソロモン・ノーサップの実話をもとにした伝記作品が原作です。公民権運動が起こる原因でもあった、黒人が受けた差別。この映画では黒人が奴隷として生きてきた様子が描かれています。

時に目をつぶりたくなすシーンもありくらいとてもひどい状況でした。同じ人間にここまでできるものなのかと思ってしまいますが、これが事実だったと思うと人間の本性を見せられたような気になります。

まだまだたくさん黒人差別を扱った映画はあります。
他の国で起こっていることと無関心にならずに、今の時代でも起こっていること、同じ人間がやっていることとして、私たちも知っておくべきことだと思っています。
今回挙げた映画はそのきっかけになる映画です。

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