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Netflixオリジナルだからできる「ゲームオーバー!」の“やりすぎ”演出が魅せる!

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”ひたすら過激でおバカな下ネタ映画”という印象の強い「ゲームオーバー!」ですが、このような作品が大作規模で製作されるに至った背景を考えると、配信専用のオリジナル作品という新たなジャンルにおける、映画のあり方の変化が見えてきます。

ある意味では映画の新時代の先陣を切ったといえる「ゲームオーバー!」。もちろんひとつのアクションコメディ映画としても傑作なので、是非視聴してみてください。

Netflixオリジナル「ゲームオーバー」概要・キャスト

日本題名:ゲームオーバー(2018年 アメリカ)
原題:Game Over, Man!
監督:カイル・ニューアチェック
キャスト:アダム・ディバイン、アンダーズ・ホーム、ブレイク・アンダーソン、ニール・マクドノー

「ゲームオーバー」あらすじ

高級ホテルでウェイターとして働きながら、一発逆転で大金持ちになるためにアイデアを巡らせているアレックス(アダム・ディバイン)とダレン(アンダーズ・ホーム)とジョエル(ブレイク・アンダーソン)の3人組。彼らの勤務態度は真面目とはほど遠く、半ば遊び感覚で働いていた。

そんなある日、3人が働くホテルで大富豪がパーティーを開くことになり、3人は大富豪に自分たちのアイデアをプレゼンすれば出資を受けられるかもしれない、と意気込む。ところが、パーティーの情報をつかんだコンラッド(ニール・マクドノー)率いるテロリストたちがホテルを占拠してしまい、3人はホテル内を逃げ回ることになるのだった。

絶体絶命の状況の中、3人は度肝を抜く方法でテロリストたちを倒しながら事件解決のために奔走していくが……。

間違いなく上映を制限される「ゲームオーバー」過激描写の数々

「ゲームオーバー!」の最大の特徴は、なんといっても刺激の強いブラックジョークの数々です。普通ならとても口にできないような言動がこれでもかとくり出され、下品なセリフやギャグが得意な方でないと最後まで観るのがつらくなるほどのインパクトを持っています。

また、単純に「下ネタが多い」というだけでなく、子犬すら容赦なくテロの犠牲になったり、人種や同性愛を茶化すシーンがあったり、ホテルマンの主人公たちが客室を漁って遊ぶなど善人ではない設定があったりと、モラル的にも賛否両論な内容になっているのも特徴です。

色々な意味で過激すぎる「ゲームオーバー!」は、劇場公開用の映画としては、間違いなく”アウト”なものでしょう。

「ゲームオーバー」の従来の制限にとらわれない”Netflixオリジナル”という強み

本来なら日の目を見ることも難しいほど過激な「ゲームオーバー!」ですが、洋画ファンに対してそれを注目作として大々的にピックアップできるところに、Netflixの強みがあります。

これまでは「なるべく多くの人が観やすい作風にしないと、興行収入的に採算がとれない」という現実的があったため、劇場公開される大作には、あまり過激すぎる描写は盛り込まれませんでした。

なるべく多くの観客を確保するために、どうしてもある程度マイルドに作らなければならなかった従来の映画作品と比べると、「サービス加入者に再生ボタンを押してもらうだけでいい」というNetflixオリジナルは、より挑戦的で自由な仕上がりにすることができます。

また、Netflixオリジナルには、流通・宣伝・劇場公開の維持費といった経費がかからないことで、マニアックな作りの作品でもより大規模な製作費で作ることができるという特徴もあります。

むしろ、従来の映画にないほど過激でインパクトの強い作風を極める方が、元々映画好きな前提のNetflix加入者の間では、話題性や娯楽性の面でもヒットを見込めると言えるでしょう。

そうなると、この「ゲームオーバー!」のような映画こそが、“ネット配信”という新しいかたちのサービスに適した作品なのかもしれません。

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