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舞台Bプロ「OVER the WAVE!」はキャストと岸本勇太がみどころ

 
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2017年7月に初演が上演された「B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』」、通称オバウェ。

原作であるB-PROJECTは、MAGES.が手がけるアイドルプロジェクトです。西川貴教が総合プロデュースを務めるということで、リリース当時はかなり話題になりました。

 

B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』とは?

2017年の舞台当初はキタコレTHRIVEMooNsの3ユニットが、楽曲とドラマCDで物語を展開。

その後、新人ユニットとしてKiLLER KiNG(通称キラキン)が登場し、2018年現在は4ユニットでプロジェクトが進行しています。

オバウェはそんな人気プロジェクトの舞台化作品です。

 

2016年に放送されたアニメ版には登場しなかった後輩ユニットのKiLLER KiNGも舞台版には登場。

本編では、後輩という立場に苦悩している姿が掘り下げられていました。

アニメには登場していない彼らの苦悩や活躍を観られるので、キラキンのファン(通称クイーン)にこそ観て欲しい作品といえるかもしれません。

 

B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE!』のキャストは2.5次元界のベテランから新人まで

オバウェは全キャスト男性のみ。アニメやアプリでヒロインや主人公の立ち位置にいた女性キャラクターは出てきません。

アイドルたちを演じるキャストが計14人、ユニットが所属する事務所社長とマネージャーが2人、そのほか数名の男性アンサンブルが出演しました。

 

要となるB-PROJECTを演じる14人のキャスティングは、2.5次元界隈ではベテランと呼べる人から初2.5次元という人まで、かなり幅広い経歴のキャストが集められている印象を抱きました。アーティストやモデルとして活動している人もキャスティングされたため、他の作品に比べてさまざまなジャンルのファンが作品名を目にしたかもしれません。

 

従来の2.5次元作品ファンにとっても、演技力などが未知数なキャストが多く、困惑した雰囲気が広がっていました。

不安要素が多く観劇をしない、という選択をした人も少なからずいたようです。

しかし、一度観劇した人がリピーターチケットを求めて奔走している姿も、公演期間中日に日に増えていったとか……。

不安があっても観てみたら案外ハマった、という人が多い作品といえるかもしれません。

 

2.5次元界のニュースター!?Bプロ出身、岸本勇太の魅力

ここからは、オバウェで2.5次元界に羽ばたいた注目キャスト・岸本勇太を紹介していきたいと思います。

岸本は1993年7月9日生まれ、山梨県出身。

もともと彼は、2015年に結成された龍雅-Ryoga-というダンスボーカルユニットでボーカルとして活動していました。

このグループのボーカルを務めるきっかけとなったオーディションでは、なんと総勢2500人の頂点に立ったという逸材なのです。

 

(B-PROJECT on STAGE Twitterより)

そんな彼が初めて舞台に出演したのが、このオバウェ。

2.5次元作品が初めてどころか、舞台自体が初めてだったのです。オバウェではアーティスト志向の強いユニット・THRIVEのメンバー・金城剛士を演じました。もとの端正な顔立ちがキャラクターのビジュアルにハマっていたのはもちろん、観客が驚かされたのはその歌声でした。

 

原作で同役を演じているのは、アーティストとしても活躍する人気声優の豊永利行。歌唱力が高い声優のひとりに数えられる人物です。それだけに、舞台版での歌唱力もレベルの高いものが求められていたと思います。岸本はそのプレッシャーを、圧巻の歌唱力で蹴散らしたのです。

 

躍進する岸本勇太は若手俳優としても

オバウェをきっかけに2.5次元界に進出した岸本勇太。その後の活躍が気になるところですよね。

2018年には、オバウェの再演にあたる「B-PROJECT on STAGE『OVER the WAVE! REMiX』」に出演したほか、薄ミュこと「ミュージカル『薄桜鬼志譚 土方歳三篇』」に永倉新八役で出演。さらに人気アプリの舞台化作品「アニドルカラーズ!キュアステージ〜シリウス学園編」出演と、俳優として順風満帆です。

 

2018年9月から上演される「『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGE」で、原作人気キャラクターのひとり・雲雀恭弥役にも抜擢されています。2.5次元舞台のなかでもビッグタイトルが続いているだけに、今後の動向にぜひ注目したい人物なのです。

 

もし彼が出演する作品を観る機会があるなら、パンフレットに注目してみてください。

原作へのあふれるパッションが小さな文字でぎゅうぎゅうに詰め込まれているページを読めることでしょう。他の作品をきっかけに彼が気になったという人も、彼の舞台の原点であるオバウェをぜひ一度観てみてください。

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