映画「ムーンライト」の原作が物語る意味が深すぎる!

ムーンライト』の原作はタレル・アルヴィン・マクレイニーの「In Moonlight Black Look Blue」です。彼は映画でも脚本に参加しています。

この原作のタイトルは実は映画『ムーンライト』の意味に大きく関わっています。この原作のタイトルはどういう意味だったのでしょうか?そのタイトルからこの映画を見てみたいと思います。

「ムーンライト」のセリフに込められた“In Moonlight Black Look Blue”

原作のタイトルがそのまま『ムーンライト』のセリフにも登場します。
いじめられていたシャロンを助けてくれたフアンは、シャロンと親しくなると彼に水泳を教えてくれるようになります。そして水泳の練習が終わった後、フアンはシャロンにこう言いました。「子供の頃に遊んでいたら、近所のおばさんに月の光の下だと黒人の男の子は青く光って見えるよと言われた」と言うのです。
この「月の光の下だと黒人の男の子は青く光って見える」といのが原作のタイトルになっているのです。

さらにそこでフアンはシャロンに「自分の道は自分で決めろ」と言います。「人に決められた道を歩くな」と少年のシャロンに教えたのでした。貧しくゲイであっても美しいし、だから周りに邪魔されずに生きなさいというフアンのメッセージです。そしてこれは監督や脚本家からのマイノリティや貧困で悩んでいる人へのメッセージでもあったのでした。

ムーンライトの美しい「青」映像

『ムーンライト』の映像はとても美しいです。その中でも特に黒人の人たちがとても美しく感じます。実はそこには特殊な加工がされていました。撮影した黒人の人達の肌に上から青色を重ねていたのです。もちろんこれは原作のタイトルから来ています。青が重なった黒人の人達の肌はとても綺麗で、本当に美しい映像となっています。

そして、ラストシーン故郷に戻って来たシャロンが、昔の親友と再会します。そして親友にもたれながら、本当の自分にかえるというシーンがあります。体を大きくしゲイだとバレないように偽っていた自分から、偽りのない本当の自分を思い出します。
そのラストシーンに子供の頃のシャロンが映し出されます。
夜の海で月の光の中に立っているシャロンです。この時の彼は本当に青く美しく映っていたのでした。

『ムーンライト』は青という色に凄くこだわって作られた映画でもありました。そして劇中の言葉は原作者のタレル・アルヴィン・マクレイニー自身が実際に投げかえられた言葉でした。
映像もストーリーも美しい『ムーンライト』で、自分達の知らないところで起こっている物語を知って欲しいオススメの映画です。

 

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