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実話の大使館占拠事件と元イギリス特殊部隊の映画「6日間」の緊迫!

 
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ハリウッド映画ファンなら多くの方がイランのアメリカ大使館人質事件を映画化した「アルゴ」という作品はご存じだと思います。第85回アカデミー賞で作品賞を授賞した映画です。

実はこのアルゴで描かれていた事件より前に、同じような事件がイギリス大使館でも起こっていて、それが今回紹介する「6日間」という映画です。

 

この「6日間」は1980年に発生した駐英イラン大使館占拠事件のテロリストとイギリスのSAS(イギリス陸軍特殊部隊)の攻防を描いた映画で実話に基づいて(元SASのインタビューは下↓↓)いるため、当時の歴史的背景や現在の欧米とイランの関係を知れる作品となっています。

なぜアメリカやイギリスの欧米諸国とイランが今だに敵対しているのか?考えるきっかけになるかもしれません。

 

Netflix映画「6日間」概要・キャスト

題名:6日間/6 Days(2017年 イギリス、ニュージーランド)
監督:トー・フレイザー
原作:ラスティ・ファーミン「Go!Go!Go!」
キャスト:マーク・ストロング、ジェイミー・ベル、アビー・コーニッシュ、エマン・エリオット

 

Netflix映画「6日間」あらすじ

1980年4月30日。イギリス・ロンドンにある駐英イラン大使館に6人のテロリストが侵入し、職員2名を殺害するという事件が発生する。大使館は占拠され、犯人たちはイランで逮捕されたアラブ系活動家91人の解放を要求する。

事件発生から数日後。大使館への食料品などの供給の際に、ロンドン警視庁の交渉人マックス・ヴァーノン警部(マーク・ストロング)が犯人たちに接触する。ヴァーノンは犯人たちの要求が非現実的なことなどを説き、事件を穏便に解決するために奔走していく。

一方その裏で、ラスティ・ファーミン(ジェイミー・ベル)率いるSAS(イギリス陸軍特殊部隊)は、大使館制圧のための作戦を練って想定訓練を重ねながら、いつ突入命令が出されてもいいように待機しているのだった。

ヴァーノンの奮闘によって事件は解決に向けて順調に進んでいくかに思えたが、そんな中で思わぬ事態が発生し、現場は一刻を争う緊張感に包まれていく。

 

実在の事件「6日間」を描いたノンフィクションサスペンス

「6日間」で描かれるテロ事件は、実際に「駐英イラン大使館占拠事件」として1980年に発生しています。劇中では事件の経過や死傷者数などが正確に描写されていて、登場人物も全て実際に事件に関わった本人の名前になっています。

 

(人質救出の突入のインタビュー)

 

ちなみに、映画でも主人公の一人として登場するラスティ・ファーミンが事件について綴った著書「GO!GO!GO!」がこの映画の原作になっていて、実際に突入したファーミン氏本人もアドバイザーとして映画製作に参加しています。

事件の当事者も含めてその経過が忠実に再現されたからこそ、「6日間」には手に汗握るリアルな緊張感が生まれているのではないでしょうか。

 

イラン情勢が悪化していた背景とアカデミー賞作品との関連

駐英イラン大使館占拠事件が発生した当時は、1979年2月におこった「イラン革命」を発端としてイランの情勢が悪化していた時期でもありました。

イラン革命:もともとイラン革命の前の政権がアメリカの傀儡政権といわれ、それに反発する反政府勢力が起こした革命運動。

 

この事件と1週間違いで、イランではアメリカ大使館が襲撃されて職員たちを人質に占拠される「イランアメリカ大使館人質事件」が発生しています。こちらは米軍が総力を挙げた救出作戦「イーグルクロー作戦」を実行していますが、イラン現地という地域的な難しさもあって失敗に終わっています。

ちなみに、このイランアメリカ大使館人質事件の前には、大使館を逃れていた6名の職員を秘密裏にアメリカに帰国させる特殊作戦「カナダの策謀」も実行されました。架空の映画製作を企画して、そのスタッフとして職員たちを帰還させるという奇抜な作戦は、アカデミー賞も受賞したベン・アフレック監督のサスペンス映画「アルゴ」のもとになったことで有名です。

 

イラン情勢に関連する同時期の事件ということで、並んで語られることも多い2つの人質事件ですが、イギリス側の事件を描いた「6日間」は、名作「アルゴ」と兄弟とも言える作品かもしれません。

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