カンヌ映画祭2018の開催と出品映画に関わる騒動

今年2018年カンヌ映画祭(Cannes Film Festival)は第71回目となります。今年は5月8日~5月19日まで開催されます。毎年話題性のある最大の映画祭ですが、今年はコンペティション部門でパルムドールを決める審査員9名のうち過半数(5名)が女性であることが特徴です。

また近年、動画配信サービスが普及し独自制作・配信を行うことが増え、昨年2017年には大手Netflixの作品がコンペティション部門に選出されましたが、フランス映画界に認められず(※)ひと悶着ある騒ぎがありました。

※フランスの法律では劇場公開からストリーミング配信まで36カ月待たなければいけない。Netflixは自社作品を劇場公開することなく配信を行っていた。昨年5月に「カンヌ映画祭は劇場公開しない作品はコンペティション部門に入れないという新ルールを制定した。

カンヌ映画祭2018もNetflixと対抗

今年もNetflix独自制作の5作品がエントリー済だったが、新ルールによりNetflixの作品はコンペティション部門に入れることはできない、との声明により5作品の引き上げを行う対抗措置を明言するバトルに発展しています。

コンペティション部門はカンヌ映画祭の中心で主役となる部門のため、その土俵にすら上げてもらえないのは作品として評価されないようなもの。他にもいろいろな部門がありますが、独自性のある評価で出品が認められています。映画祭側は作品をアートとして評価するため、いくら配信サービスで人気とはいってもエンターテイメント性の高い作品はふさわしくないとの思いがあるのでしょう。事実、映画関係者(監督)にはコンペティション部門以外での出品を断るケースもあるようです。

今年のカンヌ映画祭のコンペティション部門で出品拒否されたNetflixの作品は5作は、

  • Hold The Dark/ホールド・ザ・ダーク」 ジェレミー・ソーニエ監督
  • Roma/ローマ」 アルフォンソ・キュアロン監督
  • Norway/ノルウェイ」 ポール・グリーングラス監督
  • The Other Side of the Wind/風の向こう側」(遺作) 故オーソン・ウェルズ監督
  • They’ll Love Me When I’m Dead 」 モルガン・ネビィル監督

そして、アウト・オブ・コンペティション部門ではロン・ハワード監督の「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」が世界公開に先駆けて上映されることになっています。

コメントを残す