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邦画「容疑者Xの献身」あらすじ・キャスト

 
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2008年に公開された「容疑者Xの献身」は人気作家・東野圭吾が執筆し、2006年に直木賞を受賞した同名タイトルの原作を実写化したもの。
「容疑者Xの献身」は、人気短編小説「探偵ガリレオ」シリーズの1作品で唯一の長編。その「探偵ガリレオ」はフジテレビでドラマ化され、高視聴率を記録している。

 

 

テレビドラマでは、個性的なキャラクターの物理学者・湯川学が、女性刑事とコンビを組んで次々と事件を解決していくストーリーとなっている。湯川学を人気俳優・福山雅治、女性刑事・内海を柴咲コウが演じ、2人の軽妙なやりとりも面白く話題となった。

ミステリー系ドラマや映画の面白さは探偵役の主人公が行う犯人探しやトリック解明にある。しかし、「容疑者Xの献身」の場合は、犯人・石神の心理描写に重点を置いている点が特徴的である。さらに、石神役を演じる俳優・堤真一の名演技が心を強く揺さぶり、ラストシーンでは涙する観客も多かった。これが、数ある実写化映画の中で「容疑者Xの献身」が高評価を得ている理由である。

 

「容疑者Xの献身」ドラマ概要

日本語題名:「容疑者Xの献身」
原題:「容疑者Xの献身」
原作:東野 圭吾 「容疑者Xの献身」(文藝春秋刊)
監督:西谷 弘
脚本:福田 靖
音楽:福山 雅治 菅野 祐吾
主題歌:「最愛」KOH+(ユニバーサルミュージック)
出演:福山 雅治、柴咲コウ、北村一輝、堤真一、松雪泰子、真矢みき

 

「容疑者Xの献身」あらすじ

古ぼけたアパートに住む中年男・石神哲哉は人生に絶望し、自殺を考えていた。天才的な理系頭脳を持つ石神は将来を期待されていたが、数学者の道が絶たれてしまった現在では、私立高校の数学教師に甘んじる毎日だったからだ。

しかし、隣室に花岡靖子と中学生の娘が引っ越してきた時から、石神の人生に光が差すようになった。美しく健気に生きる靖子と明るくて素直な娘。2人と挨拶を交わし、交流することが石神の生きがいとなったのである。

 

ある日、仕事もせず靖子にDVを繰り返していた元夫・富樫慎二がアパートに姿を現す。追い返そうとした靖子と揉み合いになった富樫は、倒れて頭を打ち死亡する。物音を聞きつけてやってきた石神は遺体の始末を引き受け、呆然と立ち尽くす母子に「これからは自分の指示通りに動くように」と話すのだった。

やがて、都内で顔と指紋を焼かれた遺体が発見され、所持品から富樫と断定した警察は靖子に疑いの目を向ける。しかし、靖子と娘には石神が作った完璧なアリバイがあったため捜査は難航。事件担当の内海刑事から協力を依頼された湯川は、靖子の隣室に大学時代の朋友・石神が住んでいることを知る。

 

遺体発見から数日後、警察に富樫殺害の証拠品を持った石神が出頭し逮捕される。靖子と娘を救ったことに満足する石神。湯川は、石神が仕組んだ巧妙なトリックに気づいていたが、自分の身を投げ出して靖子を守ろうとする石神の気持ちを思い苦悩する。

湯川から真実を聞いた靖子の行動とそれに対する石神の反応。「容疑者Xの献身」のラストは、胸を打つものとなっている。

 

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