監督:森崎東 脚本:阿久根知昭
キャスト:岩松了 赤木春恵 原田貴和子 加瀬亮
漫画家・岡野雄一が、自分が経験したことをヒントに描いたエッセイコミックを実写化したヒューマンドラマ。認知症の老いた母親とその息子が織り成す、笑いと涙にあふれた触れ合いをつづっていく。メガホンを取るのは、『時代屋の女房』『ニワトリはハダシだ』などのベテラン監督・森崎東。シネマトゥデイより引用
ペコロスの母に会いに行く あらすじ
長崎で生まれ育った団塊世代のサラリーマン、ゆういち(岩松了)。ちいさな玉ねぎ「ペコロス」のようなハゲ頭を光らせながら、漫画を描いたり、音楽活動をしながら、彼は父さとる(加瀬亮)の死を契機に認知症を発症した母みつえ(赤木春恵)の面倒を見ていた。迷子になったり、汚れたままの下着をタンスにしまったりするようになった彼女を、ゆういちは断腸の思いで介護施設に預けることに。苦労した少女時代や夫との生活といった過去へと意識がさかのぼっている母の様子を見て、彼の胸にある思いが去来する。シネマトゥデイより引用
管理人@つぶやき ペコロスの母に会いに行く おすすめ邦画度数 
2013年のキネマ旬報ベストテンで日本映画ベストワン作品となった。出演者などキャストや内容に派手さがなかったので知らない人も多いかもだが、映画好きの中では注目度が高かった作品だ。同じ年の映画で「舟を編む」が映画賞を総なめしていたが、個人的にはこの作品の方を評価している。認知症というとどうも暗くて重たい感じの作品が多く認知症になること、あるいは家族で認知症患者がでることへの恐怖心を煽られてきた。が、この作品は違う。鑑賞後、認知症に対して優しい免疫をつくってくれる作品だ。
映画賞受賞歴/ペコロスの母に会いに行く
第68回毎日映画コンクール/ペコロスの母に会いに行く
- 日本映画優秀賞
- 女優主演賞:赤木春恵
第87回キネマ旬報ベスト・テン/ペコロスの母に会いに行く
- 日本映画ベスト・テン:第1位