ドラマ『ハンドメイズテイル 侍女の物語』原作者が込めた思い

Huluで配信が開始されるとその衝撃的な内容から話題となった『ハンドメイズテイル 侍女の物語』。この作品には原作の小説があります。さらに原作の作者は今回のドラマの脚本にも参加しています。それだけ原作者がこのドラマに込める思いが強かったと言えると思います。

1984年に書かれた小説ですが、設定は近未来です。でも決して遠い未来の話ではなく、現在に近い未来の設定です。30年以上経っていても世界はそんなに変わってない現実に驚かされるドラマでもあります。

『ハンドメイズテイル 侍女の物語』の原作

マーガレット・アトウッドが「侍女の物語」に込めた思い

カナダ人であるマーガレット・アトウッドは1985年に「侍女の」物語を出版しています。彼女がこの小説を書いたのにはその当時のアメリカの政治背景に疑問を持ったからです。

当時アメリカはロナルド・レーガンが大統領でした。レーガン大統領は保守的なキリスト教徒の票を得るために、「中絶を禁止する」という公約を立てます。
なぜなら保守的なキリスト教徒はアメリカの人口の25%はいると言われていて、この人達の票を得ることは、自分が大統領になるために必要だったのです。しかもレーガンはキリスト福音派ではなかったのに、その人達の票を欲しさに、公約を立てたわけです。そして見事レーガンは大統領になりました。

この事実を見ていたマーガレット・アトウッドは、このままキリスト教原理主義に政権に乗っ取られてしまったら、一体どうなってしまうのだろうと思い、この「侍女の物語」を書き上げたそうです。

『ハンドメイズテイル 侍女の物語』から見る女性差別

なぜ、『ハンドメイズテイル 侍女の物語』がこれだけ話題になっているかというと、これをドラマの中の世界だけだと思って見ていないからだと思います。

今現在でもやはり女性は差別されています。それは日本でも変わりはありません。しかもありえないと思っていたことが今、世界で起こり始めています。アメリカの大統領選やヨーロッパのEU問題など。

もしかしたら『ハンドメイズテイル 侍女の物語』のようなことも起こりかねないという恐怖心を感じながらドラマを見ている人も多いでしょう。そしてそれこそ原作者のマーガレット・アトウッドが警鐘していることかも知れません。

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